at Dumaguete in the Philippines, 2000.03/29...04/02 □□□■ scuba diving center d.d.s. □□□■

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セブ島，ボホール島，ネグロス島にかこまれた海域に，
『ひょっこりひょうたん島』の形をした小さな島がある．

島の名前は『アポ』
おそらく100世帯ぐらいの人々が暮らす小さな島の丘の中腹に『アポ小学校』がある．

細々と魚を捕って暮らす島の男たちは，
早朝まだ暗いうちに漁に出，
私たちが訪れる頃には木陰で飲んだくれ，たばこを吹かして海を眺めている．

そんな男たちの間の細い路地を上ったところに，
教室がたった２つの『アポ小学校』はある．

この日（3月31日）は終業式が行われたらしく，
『教育は未来を変える』と訳せばいいのだろう，
スローガンが色とりどりの絵の具を使ってかかれていた．

教室には3人の先生が残っていて，この日の様子を語ってくれた．
話によれば，ダンスもやっとそうで，まだダンスの先生がそこにいるという．
『どんなダンスか見たい』といったら，『O.K.』と気さくに応え，
校門のところにいた17，8歳の２人の若者を呼んだ．

２人は照れながらも，
テープの音楽に合わせて，今はやりのフリで踊ってくれた．

いつの間にか，
一緒にいったアラさん，藤田さん，リュウちゃん，そして私も真似て踊っていた．

写真はいきなり音楽が鳴って『何ごと？』と思ったのだろう，
小学校に様子を見に来た女の子．

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ダイビングの合間にアポ島に接岸．
村の子供達がやってきた．

この日は，終業式の日．
学校がおわって海であそんでいたのだ．

お調子者はいずこもおなじ，
ぬれた顔を海岸の砂にこすりつけ，このように『変身』
自慢そうにとっかえひっかえ，やってきた．

カメラを取り出したらそれはもう絶好調．
争うように前に出てきた．

『健全』

ここでの子どもたちは本当に健全に育っている．
うらやましく思えた．

友達と顔を見合わせては大笑い，私たちと目があっては大笑い．
一声かけては大笑い．指さしあって大笑い．

笑いの渦の中心に私たちはいた．

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この自慢そうな顔，顔，顔．
きっと頭の中は『怪獣』だったり，『猛獣』だったりしているのだろう．
私にもこんな年齢のころがあったんだよな．

photos & essays
by
Y. Fukushima

2000.05/16

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